Chez Yasmeen - ヤスミンのベリーダンスブログ

東京在住のベリーダンサー、 ヤスミンのブログ。六本木ヒルズ近く、麻布十番のベリーダンススタジオ Chez Yasmeenを運営。各種レッスン・ショー活動ほか、ママのための子連れベリーダンスクラスも開催。ホームページはwww.yasmeen.co.jpへお越し下さい♪

12月26日(金) エジプト脱出!

ただいまカイロ空港にて出発まち。
思いがけずネットがしっかりつながるので、だだだっと日記をアップ!
すっごい長いから!全部読まなくていいから!

全然推敲してないんだけど、大丈夫かな…。





12月19日(金)
(この日、時間がなくてメモのみ。心に残ったことってこれくらい?)

トプカピ宮殿へ行く
 ●音声ガイド便利
ランチ(ロカンタ)
地下宮殿
トラムでエミノニュ
 ●サバサンドうまい
 ●魚釣してる人、ひまそう
徒歩でカバタシュまで
タクシー(帰宅途中らしく、途中までしか行ってくれない)
シャワーもれ部屋交代 fabulousルームへ
ベリーダンスショー@Orient House
Dが旗をいやがる。
最初のダンサーはよかったけど、ふたりめだめ(安い衣装)、3人目はコメディ
にせおっぱい
料理はイマイチ

部屋に帰って寝る

12月20日(土)
今日は昼に出発して、午後はエジプトへ。

朝、早くでかけたいのに、写真で遊んでいる。いらいら。
出かけるとき母に“怒ってばっかりいないで優しくしてあげなさい”と言いふくめられたのでがまん。

エジプト航空のお姉さんは、ビジネスクラスが空いているか聞いただけなのに怒りだして不愉快だ。
じゃあいいよ、って離れたとたんににっこり笑って、バイバイされた。むかっ。
ANAの素晴らしさ、ひいては日本人のホスピタリティの高さをしみじみと感じる…。

カイロで乗り換えてルクソールへ。
乗り換えが間に合わないかもってことになったらDはパニクってしまい、空回りをはじめる。
落ち着いて!大丈夫だから。カイロ→ルクソール便は一日に数本あるから。と言い聞かせたら少し落ち着いたようだ。
どうして男の人って、全般的にこういう状況に弱いのだろう?って、Dとかうちの父とかだけど。

ルクソールに到着。
宿はMARA House。Maraというアイルランド人女性がひとりではじめたゲストハウス。
良心的な中級宿、というところだろうか。ロケーションはかなり悪いし、特別部屋が素敵とか設備がいいとかいうわけではないけど、とりあえず部屋は広い。そしておそらく一番の利点はMaraその人。外国人の視点での冷静で的確なアドバイスをくれるので、初めてエジプトに入ったばかりの私たちにはとても役に立った。
逆に、エジプトに詳しいリピーターの人なんかだと、ここに泊まる意味はほぼないといってもいいと思う。自分でなんでもできちゃうなら、同じ値段でもっと便のいい場所の方がいいと思われる。
しかし今現在、Trip Adviserでのルクソールの宿のランキングでは1位になっている。彼女の正直さと努力の賜物だろう。これからもぜひ頑張ってほしい。

部屋に入ってとりあえず荷物をほどいてから、夕食を食べに外出。あたふたと空港を後にしてきたので、現金をおろしてくるのをすっかり忘れていた。Maraに相談したらATMの場所を教えてくれ、万が一おろせなかった時のためにといくらかの現金も貸してくれた。助かった!もうちょっと大きいサイズのホテルだったら、こんなことしてくれないよねえ。

ぶらぶらと歩きながら、中心地まで出て、Metropolitanというレストランでナイルを眺めながら可もなく不可もない食事を食べ、無事にATMで現金をおろしてから宿にもどった。
Maraの宿は他にはツーリストのいない静かな住宅地にぽつんとあるので、タクシー運転手に説明するのが大変。
そして、その遠さゆえに常にタクシーで移動しなきゃいけないのがなあ。もうちょっと部屋が狭くても、中心地にあるホテルの方がいいかも、と、ちょっと心がゆらぐ。


12月21日(日)
7時半出発のアビドスツアーに参加するため6時15分起床。朝はまだ寒い。シャワーは使っているうちにだんだんぬるくなっていくので、超特急にてすませる。
朝食は山盛りの(冷たい)パンにバターとイチジクジャム、チーズにヨーグルトにオレンジジュース、そしてシャイと呼ばれるお茶だけが温かかった。
ダイニングルームの豪華ないすに座って食べていたので
“ちょっと寒いですねえ、王様!”
とDに言ってみたら
“大丈夫っす”
と答えていた。…日本語のTPOがまだ判断できないようだ。
そして、昨夜冷蔵庫に入れ忘れたミネラルウオーターを一口飲んで
“ぬるき水だ”
と言っていた。これは古文調か?

ばたばたと準備をして、さあ出かけよう!と思った瞬間にふと思い出し、Dにさりげなく
“昨夜預けた私のお財布持ってるよね?”
と聞いたとたんに、Dの顔がさあっと青くなった…。

え???

“レストランについたときに、バッグのジッパーがあいていたからおかしいなあと思ったんだよ”
って。
なくなってるんだ…。

とりあえず急いで日本に電話をしてクレジットカードとバンクカードをとめてもらった。
海外のATMでおろそうと思ってたから現金ほとんど持ってきてないのに!
クレジットカードで買物してANAのマイルもためようと思っていたのに!

でもまあ、とりあえず予備のクレジットカードをもう一枚持って来てるし。
だいたい、なくなったのがDのお財布じゃなくてよかった!
(私のカードだけだったらあっという間に上限額に達しちゃって旅行中何もできなくなっちゃう)
しかし、これくらいじゃ動じなくなったのが、我ながら年とったおかげだと思う。いいこともあるね、年とるって。

などとわやわやしている間も、同じツアーに参加する他の人々はのんびりと待っていてくれてびっくりした。
先に行っててくれていいのに。申し訳ない。

ツアーは私とDの他に、日本人女性(岡山出身カリフォルニア在住70代)と東洋系アメリカ人男性(詳細不明60代?)の老カップル、そして旦那さんが昨夜水道水の試飲にチャレンジしてお腹を壊してしまい急遽キャンセルというアメリカ人女性(自閉症児のセラピスト30歳くらい?)が一緒。ガイドは非ムスリムのまるっこいエジプト人女性。
このガイドさんがすごい優しくていい人なんだけど、英語があまり上手でないうえに声が小さくて、ほとんどガイドとしての役にはたっていなかったのがせつない。ツアーに参加した全員が暗黙のうちにこの同じせつなさを共有していて、彼女の消え入りそうな説明を無言で拝聴した。もはやなんだか意味は分からないが聞いているだけで救われるようなありがたいお経を聞いている気分であった。そしてそれによって、ツアーに参加した人が全員いい人であることも確認できて、なんだか温かい気持ちにさえなった。
普通なら、ここ怒るべきところだからね、君たち。

宿のマラが“エジプトでもっとも美しい神殿”と呼ぶアビドスのセティ1世葬祭殿は、確かにとても美しかった。
(いかんせん初めて見るエジプト神殿なので、他とは比べようがないが)
これが、私がエジプトに来て初めて見る遺跡。
噂には聞いていたけど、何もかもが壮大で驚く。スケールが違うよ!
壁にも柱にもすみずみまで細々としたレリーフがついていて、何を思い出すかといえば『ウオーリーを探せ』。
小さな物語がそこここに見えて、はしから順番に見て行くと飽きる事がない。

ランチはお弁当にしてくれたサンドイッチ。ツアー参加者みんなでおしゃべりしながら食べた。
大きなお弁当袋をあけるとサンドイッチの他に、お水、コーラ、チョコクロワッサン、ポテトチップス、チョコレートバー、ヨーグルトが入っていて、アメリカの小学生のランチボックスのよう(個人的なイメージ)だった。

午後は帰り道の途中にあるデンデラにてハトホル神殿を見学。私的にはこちらが断然よかった!
遺跡的にはそれほど重要でなく、どのガイドブックにもおまけのようにのっているだけだけれど。
ハトホルは愛と喜びの女神だそうで、レリーフのそこここに母性的な愛にあふれる図が見られる。子供にお乳を与えている図とか、エジプトの王を女神の子供に見立てて慈しむ図とか、ハトホルの子宮の中に赤ちゃんがいる図とか。
また、エジプトでは夜になるとハトホルが太陽をのみこみ、朝になると飲み込んだ太陽を再び産み落とすと考えられていたそうで、ハトホルが太陽を飲み込む図もたくさんあった。
うーん、女性って素晴らしい!!
あまりエジプトの遺跡とか考古学とかに興味がない女の子でも、きっとここなら楽しめると思うのでおすすめです。
遺跡って結局どれも、各時代の王様の“俺ってすごいだろ?な?な?な?”っていうことに集約されると思うんだけど、ウーマンリブな私的(うそだけど)には、ちょっと食傷ぎみになっちゃう。その点、こういう女性的なのは共感できるわ。
帰り際にトイレに行ったDを待っていたら、そばにいたおっさんに俺の第2夫人にならないかとオファーされた。
エジプト人、わずかなチャンスも見逃さない。その勤勉さをもっと他のことに向けていれば…。

夕方、4時には帰る予定だったのが結局6時すぎになったけど、楽しい一日だった。ああ疲れた~。

ちょっと休んでから夕食を食べにSOFRAというレストランへ。野菜を焼いてオイルとレモンとガーリックをまぶしたものも、パンも、タジンも、全部おいしかった!
すごくおいしくて店内もきれいなうえに、ふたりで100ポンドしなかった。こちらもおすすめ。
嬉しくてゆっくりと食事してたら、ルクソール神殿の光のショーには結局間に合わなくなってしまったので、柵の外側から眺めて
“きれいだねー”
“ディズニーランドみたいだねー”
“いや、ラスベガスにも似ているよー”
などと和やかに話し合った。

本当にこんなところにホテルがあるのか?とタクシーの運転手に3回くらい確かめられつつ、帰宅(ちょっと離れた住宅街にぽつんとあるMara House)。11時前にはどろのようにぐうぐうと寝てしまっていた。


12月22日(月)
昨日のガイドさんがあまりに役に立たなかったので、今日は車のみのチャーターで西岸を観光。1日チャーターして300LEなり。

西岸までそんなに遠いと思ってなかったのでレンタサイクルも考慮していたんだけど、やめておいてよかった。遠いうえに、車がびゅんびゅん走る道は自転車で通るにはこわすぎる。
突然はじめっから、行っておいた行き先と違うところへ連れていかれてずっこける。うんうん、しっかり伝えなかった私たちが悪いよねえ。でも、紙に書いた本日の行程表を見てぶんぶんうなずいてたじゃん。

気を取り直して王家の谷へ。
実は、一昨日ルクソールに着いた時から、私の頭の中では例の曲がぐるぐるまわっているの。そう、あれ。

♪ナ~イルのほお~とり~、テ~ベの都~。大神殿をお~、朝日が染めるう~。
メンフィスー!
キャロル、愛いやつめ…。

分かる方だけ分かってくださーい。小学生時代の夢がかないましたー。

しかし、予想外に人ごみだった。
ものすごい人で、ものすごい観光地です。昨日があまりにのんびりだったので、覚悟が足りなかった。
そして閉所恐怖症の私は、洞窟があまり楽しめず。壁画の保存状態もそれほど良いわけではないし。
MaraにすすめられたKV34の墓だけは長い階段をあがってしっかり見て来たけど、もう他のはいいわーって感じ。
長い道も、暑いのも、砂じゃりじゃり攻撃もなんとかなるけど、閉所だけは…。
特に、狭くて暑いと、発狂しそうになるんです、私。ああ、突然叫ぶかと思った。
しかも、Dは写真を撮っていないのに(墓内は撮影禁止)突然中にいたおっさんに首にかけたカメラを没収されそうになるし。早く出たいんだから、こんなところでトラブらないでえー、と心の中で叫びつつ、なんとかその場をおさめて退散。かの有名なツタンカーメンの墓にもちょっと惹かれたんだけど
●中にあった財宝はカイロの博物館に移されたため、墓自体はからっぽ
●有名なために他の墓以上の人ごみに違いない
●有名なためにさらなる別料金がかかる
●Dのガイドブックに見る価値なしと書いてある
●Maraも見る価値なしと言っていた
などの、かわいそうになるほどの理由でやめておいた。実際のところどうなんだろう?

次に向ったのはハトシェプスト女王の葬祭殿。
この女王は、エジプト史上初の女性ファラオなんだとか。息子(といっても夫の側室の子供)が幼くて頼りなかったために、20年近く宰相としてエジプトをおさめ、外国との貿易も盛んにしていた男勝りの女王だったよう。そしてその息子にはたいそう嫌われていたそうだ。
なんだか生々しい…。
この葬祭殿も、昨日見たハトホル神殿と全然違って男勝り。“権威を見せつける!”って感じで、女性らしさはほとんど感じられなかった。女王とはいえ、やはり一国の主ともなると男にならなきゃいけないんだねえ、いつの世も。
ちなみに、ここで見かけた日本人団体観光客の日本語ガイド(JALパックのフォルダーを持っていた)は、日本語もとても上手で説明も面白く、声も大きくって、思わずふらふらと後をついていってしまったほどだった。ハーメルンの笛吹きか。うーん、どうせお金を払うならこういうガイドがよかった…。

そしてランチはMaraにすすめられたラムセス3世葬祭殿の脇のカフェにて。
当然だけどツーリストプライスで、タジンが25LE(500円)はまあぎりぎり許すとして、お水の小さいボトルが1本4ポンド(80円)、お茶が1杯6ポンド(120円)はとりすぎだろう!(イスタンブールより高い)
と思ったが、もうとにかく値段交渉の戦いがわずらわしくて仕方ないのでいいなり。
私も大人になったものよのう…。

ランチで元気をとりもどしたので、さっそうとラムセス3世葬祭殿へと入っていく。
そしてぐるぐるとまわりながら
あれ?あれ?あれ?
とDが首をかしげているので、何かと思ったらラメセウム(違う遺跡)と勘違いをしていて、お目当てのものがなくて探しまわっていたらしい。よく見たらここへ入ってきたチケットもラメセウムのチケットだった。そういえば、入口でエジプト人のおじさんがなんかわめいてた!無視して歩いてきたけど。そういうことだったか、なるほど。

っていうか、D君、きみは今の今まで、さんざん私にこの建物の由来やら説明やらしてたじゃん。
“この建物はラムセス2世が建てたんだ”
“へえ、ダーリン詳しいのね♪”
なんて。
…ラムセス“3世”葬祭殿って、地球の歩き方に書いてありますがね。
(英語ではMedinet Habuというので気づかなかった)

というわけで、もとい、もう一度ラメセウムのチケットを買い直して、出発!

ラメセウムを建てたラムセス2世は、王様中の王様。たいそうな長寿で90歳まで生き、子供の数は100人を超すとか。別名建築王ともよばれ、ルクソールはラムセス2世の建てた建物であふれている。
自分を神格化し(このへん、どこの国の主もやりたがるのね)、建物の壁画にはありとあらゆる方法で自分と神様達がいかになかよしこよしかを、これでもかってほどに描き連ねている。
しかしこの時代の話って、王様が自分を神様にしたり、神様が王様になったり、神様と王様が友達づきあいをしてたり、結婚したり別れたり、死んでたのに生き返って子供を作ったり、話を聞けば聞くほど、実在の人物と神話の人物がごちゃまぜになってくるのは私だけではないだろう(であることを祈る)。

ここらへんで、私はもうすっかり疲れてぐったりしていたので、最後にこれだけは外せない(というか今日の一番に見るはずだった)メムノンの巨像を見て、おひらきに。

部屋でちょこっとだけ休憩してから、夜はルクソール神殿のライトアップ見学。

ここで、私の人生初スフインクスを見る。
(そしてここから話は思いがけない?方向にがんがんとふくらみ続ける)
ここのスフィンクスは、参道の左右にずらりと並ぶ割と小型のもので、結構かわいい。
イメージはお稲荷さんの参道に並ぶきつねさん(あれ、違う?)。
そういえば、小学生のときに家にあった世界の七不思議っていう本の中に出てきたなあ、スフィンクス。
確か、通る人間になぞなぞを出して、答えられないと食べちゃうんだよね。なんだっけ、あのなぞなぞ?
と思ったら、マニアックなDはしっかり覚えていた。
“朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足になるものなーんだ?”
おお、そうだそうだ!それそれ、人間だ!
で、確か誰だったかがそれに正解してスフィンクスを退治するんだよね?誰だっけ?
大工と鬼六みたいになってきたけど。
“それは確かエディプスだよ”
ああ、そうか、あのマザコン男エディプスかー。って、あれ?あの人はエジプト人じゃないんじゃ?
に始まって、自分の歴史無知度を大公開してしまうはめに。
エディプスはギリシャ人なんだけど、父親に国を追われて外国に行くんだよね。で、父親を殺すためにギリシャへ帰る途中でエジプトを通りかかったときにテーベで“生スフィンクス”(彫刻ではなく)に出会ったらしい。(D談)
って????
エディプスって実在の人物じゃなかった?
神話の登場人物じゃないよね?
でも、スフィンクスは空想上の生き物では?
と、だんだんと何がなんだか分からなくなるばかり。

そういえば、ローマとギリシャはかなり近いイメージあるけど、ギリシャとエジプトは結びつくイメージなかった。
でも確かにクレオパトラってシーザーと恋仲だったわけだから、地域的にはここらへんみんなつながってるんだよね(時代ちょっとずれてくるけど)。

あと、子供が自分を殺すって予言されてその子を追放したのに、結局戻ってきて殺される話って他にもあったよね。
ああ、モーゼが確かそんなだったような。父親ではないけど、時の王様にね、殺されかけるのよね赤ん坊のとき。
いやしかし、あの十戒のモーゼの神様は何教の神になるんだったっけ?
そもそも、古代エジプト神話から、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教ってどうやって分かれていくんだっけ?
え、ゾロアスターも関係してくるの?
は?ノアの方舟ってそもそもゾロアスターの話なの?知らなかった!
でも、確かミトラ教なんかもそこらへんに絡んでくる(ってなんじゃ?)んじゃなかったっけ?
という感じで、話せば話すほど知らないことが浮き彫りになり、しかし事実関係はよく把握できず、大学の宗教学で習った中途半端な知識が混乱をますます助長するばかりで、この話題も混迷を極めたままおひらきになった。
うーん、こういうことは出発前に調べておくべきだよねえ…。
しかし、私たちのあまりの白熱論議にさすがのしつこいエジプト人達も声をかけずらかったようで、なんとなく私たちの周りの人口密度が低かった気がするのは、いいことだった。

今夜も夕食はSOFRAにて。マンゴージュースがおいしかったので2杯も飲んだ♪
停電になったり戻ったりを繰り返したあたりもとってもエジプトらしく、またしみじみと電気のありがたさを実感。
じーん。
エジソンに乾杯!
(正確には電気を発明したのはベンジャミン・フランクリンで、エジソンは電球を発明しただけだよ、とDにつっこまれた)

宿に戻ってから明日の打ち合わせなどして、ばたん。
ああ、明日からの宿はカイロのグランドハイアット!文明が恋しい!


12月23日(火)
8:40の飛行機に乗るため、7時に宿を出発(予定だった)。
朝食は6時半に頼んだし、アラームも6時にセットしたし、車は7時に手配したし!

が、なぜか目覚めたのは朝ご飯をもってきてくれた人のノック。6時半じゃん!
ちなみに前夜の会話。

私:明日、朝早いからホテルの精算は今夜すませておいた方がいいんじゃない?エジプシャンポンドが足りなくて(ATMが壊れていて引き出せなかった)ドルやユーロとまぜて払うなら、計算なんかで時間かかるかもしれないし。
D:大丈夫大丈夫。すぐすむから!

私:イスタンブールから言い続けてるんだけど、家族に送るポストカード、宛先と私の分のメッセージは書いておいたから、早くDの分も書いてねー。ルクソールで出しちゃいたいから。
D:大丈夫大丈夫、明日の朝書きます
私:明日、朝早いよ、大丈夫なの?
D:大丈夫大丈夫!

私:朝早いとつらいから、私は今夜シャワーしておくけど、あなたは大丈夫?
D:大丈夫大丈夫、朝にします!

で、6時半に起きたものだから。
当然、シャワーする時間はなく。
私に怒られるかと思って7時になって頼んでおいたタクシーが到着してもまだポストカード書いてるからやめさせて。
支払いは1部を結局カードでしようと思ったのに通信がうまくいかず、やたらと時間がかかり。
出発できたのが結局7時20分。

ふう、お母さんはすでに疲れたんですけど…。

ルクソールからカイロは飛行機で約1時間。出されたパンとジュースを食している間に到着。
ちなみにエジプト航空の国内線ビジネスクラスの座席は普通の席とまったく同じだった。
違うのは:
待合所のカフェで好きな飲物を1本くれる(でもペリグリノはだめでエビアンがOK)
離陸すると普通クラスとの間にカーテンがひかれ(ここではじめて境界が分かる)
ビジネスクラスには朝食が配られ(パンとパンとバターとジャム)
到着先の移動バスはビジネスクラスのみ貸切(大きなバスに6人だけ乗せて先に出発、でも早く行っても荷物がまだ出てこないので待つはめに)
値段的にいくら違うのかしらないけど、わざわざお金を払って乗る意味はあまりないと思われるエジプト航空ビジネスクラス。
そしてここでもしみじみとANAの国内線のスーパーシートの素晴らしさ及び日本人の…以下同文。

さて、いよいよカイロ!
空港でタクシーやのおじさんのかなり適当な情報に惑わされつつも、なんとかホテルに到着。
おお、バスタブ!
おお、清潔な床!
おお、だんだんぬるくならないシャワー!
(感涙)
さっそくお湯をためてお風呂~。
そして白いぱりぱりのシーツの間へ~。
うひゃあ、しあわせ~。

いやあ、はなからバックパッカー旅行と思っていれば結構安宿だって大丈夫なんだけど、なまじ優雅に旅するつもりで来ちゃっているから、なんかつらかったんだなあ。と、おのれのひ弱さを実感。
でも、シャワーを使っていたらはじっこの方からじわじわとお湯がしみだしてきていて、おいておいた足ふきマットがびしょぬれになっていた。
そしてしみじみと日本のホスピタリティの素晴らしさを…以下同文。

そして暗くなる前に、この旅の(私的)メインイベント、ベリーダンスコスチュームショッピング!
じゃじゃ~ん!
一路、かの有名な市場ハンハリーリへ!
ここは観光客と地元民が入り乱れる巨大市場。確かに、行っても行っても人が!ものが!猫が!
楽しい~♪
ぶらぶらと歩いてこまごまとしたものを買いながら、値段交渉のウオーミングアップ。
学生時代なんかは本当に貧乏だったし、まだものの価値も自分で決められないほどに幼かったから、めったやたらと値下げさせようと必死だったけれど、今の自分の交渉を見ると、変わったなあ、と思う。
まず、自分の中の価値観が割と固定されてきたし、私自身は決してお金持ちではない(というかむしろ、自己資産、この年齢にしてはかなり何もない…)けれど、お金はやたらに貯めればいいばかりじゃないっていうことも分かってきた。買物に失敗したって、学べばいいのよねー、と思えるし。
ちなみに、私の交渉ルール。


まず値段を聞く前に、いくらまでだったら欲しいかを考えて自分のファイナルプライスを決めておく。

それから、値段を聞く。

たいていは、はじめの言い値は自分の思っている値段よりうんと高いので笑い飛ばす。時々そんなに違わない値段を言われて意外だったりするし、ごくごく稀に私の考えている値段より安かったりもする。

自分が払おうと思っている値段の半分くらいから交渉開始。この後の流れはもはや儀式のように決まっているので、できるだけ早くすます。相手が下げる、こちらが上げる、を繰り返して、自分の決めた値段あたりにもっていく。

たいていはここらへんで折り合いがついて交渉成立。渋っている人も、私が本気で立ち去ろうとすると追いかけてくる。

注意するのは、交渉の勢いにのせられて、まとめ買いするために欲しくないものまで買ってしまったり、せっかくここまでねばったのだからと、自分で決めた値段をぐぐっとあげてしまうこと。
1万円もする巨大なコブラの置物を500円で売ってくれると言われたって、欲しくないものはどんなに安くても銭失いになるだけ。
一番大切なのは、“欲しいもの”を、“欲しい値段”で買うということなのだ!
自分で決めた値段よりあげてしまうと、たとえ結果的に平均のツーリストプライスよりは安かったとしても、“そこまでは欲しくなかったんだけどなあ”という気持ちが残ってしまう。
逆に、自分で決めた値段で買いさえすれば、たとえ一般的な値段より高かったとしても“私はあのとき、XXX円払ってでもこれが欲しかったのだから、これが私にとっての適正価格だ”と思える。
若いときは、この“自分にとっての価値をお金に換算する”ということがどうしても難しかった。
それとは別に、日本でも同じものが売られているケースであれば、私はだいたい日本の値段の3分の1から2分の1くらいを目安にする。日本人の業者による品質チェックや輸送のコストなどを考えるとだいたいそのくらいだろうと思うからだ。ものによってはさらに安いものもあるけれど、私にとってはたいていのものがそれぐらいで十分お得感があるので満足することにしている。
いたずらにゲームで値引きを楽しんで、貧しい人々の生活を脅かす必要はないしなあ。
ものの値段が決まっていない国を旅すると、もう本当に、心の底から、交渉にうんざりするものだけれど、こうして価値観が培われていくのは素晴らしい!と思う事にしよう。

はあ、熱く語ってしまった。

数年前にエジプトに行った友人からは“ほとんどのコスチュームショップにおかれているのはお土産用の安いやつだけど、ちゃんとした衣装を売っているお店がたぶん2軒だけある”ときいていたんだけど、いってみたら、結構ちゃんとしたものがそこかしこに!これは迷う!
結局、ふらりと入った1軒で2着購入。予想通りトルコより全然安かったけれど、問題はサイズだった。
トルコのお店では、スカートやブラのアンダーは詰められるけどカップサイズだけはどうにもならないから、と、もともと小さいサイズのものを並べてくれたけれど、エジプトは全部フリーサイズなんだという。
そんなめちゃくちゃな…。
はじめは疑っていたけど、数件まわってみてまったく同じ答え。
ということは、本当にジャストサイズのものが欲しかったらテイラーメードにするしかないってことよね?
うーん、値段はともかく時間が…。
“大丈夫大丈夫、ちゃんと合うようにしてあげるから!”
とお店の女の子が力説するので、お店の陰で生胸まで見せて確かめて、なおしてもらったけど…。
うーん、やっぱり大きいじゃん…。
ともあれ、1サイズじゃ仕方ない。とりあえず東京で自分でなおせるかためしてみよう。駄目だったらネットオークションも覚悟しつつ…。
だって安いのは確かなんだもん。あきらめるのはもったいないし!
数件まわって色々まとめ買いするつもりだったんだけど、あまりに疲れたのでここらへんでとりあえずホテルに戻る。

今夜は夜11時半からのベリーダンスショーを見る予約しているので、とりあえずひと眠り!

目覚ましで10時半に起きて、眠い~とつぶやきながら、徒歩10分の場所にあるインターコンチネンタルへ。いよいよここで、初めて見る正統派エジプシャンスタイルのベリーダンス!

と思いきや、なんとサウンドシステムに問題があって今夜のショーは中止になったと言われる。
“そちらのホテルに連絡がいっているはずですが…”
と言うんだけど、どちらのホテルが悪いのか、私たちにそのメッセージは届いていない。
仕方なく、すきっぱらをかかえてグランドハイアットに戻り、寒ーいレストランで震えながら食事。
エジプトに着いてからずっとそうなんだけど、こちらは基本的に暑さを想定してなにもかもが作られているので、12月はどこもかしこも寒い!
部屋には冷房とファンがついていても、暖房はないし。当然レストランも暖房なんてついてないし。
昼間、日当りのよい場所だけ温かかったり時にはごく短時間暑く感じることもあるけど、基本的には寒くて、私はもってきたムートンのジャケットが手放せませんから。

今夜はあまりに寒いので、よぶんの毛布までもらって、まるーくなって眠ったのでした。

12月24日(水)
今日はクリスマスイブ。意外なことに、カイロのあちこちにもサンタの姿が。旅行者向けのレストランではクリスマスイベントもやってるし。ふーん、案外自由なんだなあ、ここらへん。

屋台でひき肉のサンドイッチとフレッシュオレンジジュースのブランチをすませて、ギザへと出発。
流しのタクシーをひろって40LE。ピラミッド周辺は、はっきりいって感じ悪い。
ギザの街に入ったとたんに、運転手さんが突然車の窓をすべて閉めてドアをロックするので、一瞬びっくりして怖くなったけど、チケット売り場近くに行って分かった。ラクダひきやら物売りやらが、信号待ちの間に突然ドアをあけて車にのりこんできてセールスをするのだ。運転手さんが怒ってどなりつけても平気で助手席に座り込み、ふりむいて何かを売りつけようとする。
これ、ひとりだったらすごく怖かったと思う。

でもピラミッドはすごかった!
やっぱり、大きいってすごいことだ!
まず、遠くから見えたとたんに笑ってしまった。だって、街の向こうに突然巨大な三角形が見えるって、あまりに不自然なんだもの!ありえない~!
なんというか、富士山みたいな自然のものでもなく、ディズニーランドみたいな人工的なものでもなく(まあ人工的といえば間違いなく人工的なんだけど)、ちょうど中間くらいなのが不思議で。
しかも、山のように柔らかな曲線でできているわけでもなく、遊園地のように複雑な造りでもなく、直線でできている“さんかく”っていうのが、すごくおもしろい。
今まで写真で見てもそんなふうに思った事はなかったんだけどなあ。

ピラミッドの中、興味はあったんだけれど、あまりにもどのガイドブックにも、これでもかっていうほどに“閉所恐怖症の人はやめておいたほうが無難”と書かれているので断念。
外から見て楽しみました。
ちなみに、こちらに来てから私をひとりでおいておくことに異常に危機感を感じているDも(本人は結構平気なんだけど♪)、私と一緒に中に入るのは断念。
でも、外からでもじゅうぶん楽しかった。大きいスフィンクスも堪能したし。
顔がくずれかけていて、なんだか愛嬌のある顔をしてたよ、スフィンクス君。生スフィンクスはたいそう恐ろしかったらしいけど、どれくらいの大きさだったんだろうなあ?

それから、おそらく人生最初で最後になるであろうキャメルライドも体験。
“ラクダは楽か?ラクダは楽だー”
と話したりしながら。
ラクダが立ったり座ったりする時は結構傾くので怖かったけど、乗っている間はそれほど怖くなかった。
でも、これで何日も旅するのはあまり楽じゃないだろうと思う。

ラクダより暑さより寒さより、大変だったのはコンタクトレンズ。私は未だにハードを使っているので、砂が入ると叫びたくなるほど痛いのだ!ピラミッドのまわりは風が強く、砂がすごいので、サングラスをかけていても涙がだらだらと出て来る。そして目に砂が入って激痛に耐えているときに、ふんころがしの置物を売りつけようとしつこく囲んでくるエジプト人がたくさんいて、殺意さえ覚えるから。ほんと。

そういうわけで、さくさくっとピラミッドを見た後は、かなりあっさりとギザを後にしたのであった。

午後はちょっと街をぶらぶらして、安くてうまくて地元の人にも人気!というファラフェルにて遅いランチを食べ、方向音痴のタクシードライバーと午後の大渋滞と戦いながらスーパーマーケットへいって食料品など買い出して、ホテルに戻る。

今夜こそ、昨夜キャンセルになったベリーダンスショーのリベンジ!
スポンサーサイト

 HOME 

YASMEEN

Yasmeen

Yasmeen

ヤスミン ベリーダンサー

出演・レッスンのお問い合わせはこちらまで

info@yasmeen.co.jp

Facebook → Yasmeen Tokyo

ヤスミンが主宰するYasmeen Bellydance SchoolのHP↓
www.yasmeen.co.jp

レッスン情報を知りたい方はこちらへ。
出演依頼をしたい方はこちらへ。


PROFILE:
慶応義塾大学文学部卒業後、出版社勤務、オーストラリア留学、広告代理店勤務を経て2007年にトルコにダンス留学。プロダンサーになって現在に至る。
全ての女性たちが、もっと自由に、もっと美しく、そして自分のなかに存在する愛に深く気づきますように、祈りをこめて踊り続けます!
2004年より都内を中心として活動。2011年に岡山市内にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Okayamaをオープン。2013年に東京・麻布十番にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Tokyoをオープン。2015年に第1子出産。2015年に岡山校をクローズ。麻布十番のスタジオを拠点として、レッスン及びショー活動に励む。
産後はママのための子連れベリーダンスクラスも積極的に開講するなど、輝くママたちを応援!
第2子妊娠のため、2017年より2度目の産休に突入中。


Work like you don't need money
Love like you've never been hurt
Dance like nobody's watching!


パーティーや結婚式に、ベリーダンスはいかがですか?出張いたします。料金応相談。お気軽にお問い合わせください。

Calendar

« 2017-10 »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Categories