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Annette Messager

“聖と俗の使者達”というタイトルのこの展覧会は、私が長年悩み続けている芸術における聖と俗、例えば純粋な芸術と商業美術、純文学と大衆小説、オペラと大衆演劇、みたいなものに大きな衝撃を与えてくれた。
自分の最近の例で言うと、ベリーダンスを芸術的なショーに持っていくべきか、それとも観客である大衆とともに笑って楽しめるところを目指すのか、みたいなもの。そこらへんの迷いにたいして、こういうテもあるんだ!というところを見せてもらった気分。
キッチュでポップな素材や手法を使いながらどこかに真剣な暗さもあって、まさに私好み。
ぬいぐるみから剥いだ毛皮とか、額に入れられた古いドレスとか。
帰り際に3分ほど悩んだあげく、10000円もする作品集を購入。お金はこういうところに使うものだ。(と自分に言い聞かせつつ)
六本木ヒルズ内、森美術館にて。
11月3日まで。