Chez Yasmeen -- bellydance and other things

Vietnam: Day 3

6月10日(火) Day 3

8時に起床。(私たちにしてはたいそう早起き)
あまりおいしくないバナナパンケーキを朝食に食べる。ここの食堂は、食事をしている私たちの真隣で掃き掃除をしているのを見ても分かるように、とてもやる気がない。
つい最近のドイモイまで共産主義だったベトナムでは、掃き掃除でそんなことまで読まれているとは知る由もあるまい…。

今日はボートをチャーターして川沿いに観光することにした。まる1日借りて17ドルなり。ホテルを通して借りたので、たぶん市場価格よりちょっとだけ高い感じ。でも自分で交渉する面倒臭さを考えると数百円の手数料なんてどうでもいいやーと思っている自分に気づき、大人になったことをしみじみと自覚。




すごく若い男の子(たぶん15〜16歳)と、青いアオザイを着たおばあちゃんの2人での運行。船は小さくてかわいいが、中に入ったとたんに法外に高いランチを売りつけられそうになるし、おばあちゃんはにこにこと絶対に誰も買わないだろうというようなださいおみやげもの(木彫りの仏像とか、アオザイを着た女の人の絵とか)を並べ始めるし、ちょっとさきゆき不安。でも、何も買わないからねーという態度をぴしっと見せた時点で割とあっさりとあきらめてくれたようだった。決して裕福ではなさそうなこのおばあちゃんと子供から、普通よりちょっとくらい高くても何か買ってあげることにやぶさかではなかった私たちだが、のっけから市場価格の10倍をふっかけられるとなあ…。交渉する気も失せるよ。暑いし。
ボートに乗って川をぐんぐんと進んで行くと、巨大な蓮の花が川の真ん中に設置されていた。夜はこれがライトアップされるらしい。フエフェスティバルの一環なんだろうけど、なんだかとてもダイナミックだ。そういえば、橋もかなりぴかぴかとライトアップされているし、フエの人々はネオンが大好きなようだ。私はこんなにも夜景のきれいな六本木の部屋に住みながら、実は夜のネオンというものがあまり好きではないのだが、こういうまだまだアナログな社会に住んでいたら、そしてまだ自分が若かったら、人工的なこのどぎつい光を見てどうしようもないほどに心躍らせるのだろうなあと思った。
などとわくわくしたのもつかの間、今日はおそろしく暑い。ボートの中に座っているだけで、じっとりと汗をかく。そして2日連続の早起きがたたって、窓の外の景色を見ているつもりがいつの間にか寝てしまう。
睡魔と戦っている間に寺につき、暑さと戦いつつもうろうとした頭で見学、というのを何度か繰り返しているうちに一日が終わってしまった。途中、ものすごくあやしいバイクタクシーのおっちゃんと激しく値段交渉しつつも、もう暑いからどうでもいいやーという気分になってしまい、いやそれではいかん、と自分の中で葛藤を繰り返しながら先へ先へと進む、修行のような観光であった。そして暑すぎて食欲もなく、空腹のまま午後になってから、もといた埠頭にもどった。あまりの暑さに、埠頭にバイクで戻った時さえ、バイクタクシーのおっちゃんにお金を支払おうとするDを見て“着くまで払っちゃだめたー!”ととびかかってしまった。着いてるのに。
たいしたことしてないのに、暑いっていうだけで疲れるよねえ…。何も考えられないねえ。と、Dとしみじみとそれ以上でもそれ以下でもないことを語り合い、うなずき合う。それ以上のことも、それ以下のことも考えられない。暑すぎる。
先進国の中にひとつでも熱帯気候の国があっただろうか、いやない。強いていえばシンガポールか?あんなに暑いのに国をクリーンに保ち、最新技術を導入することに成功したシンガポール万歳!こうして自らを暑い国においてみると、それがどんなに偉大なことなのかが、身にも骨にも脳みそにもしみて分かる気がする。

お腹がすいたのでロンリープラネットに載っていた食堂で軽く食べるが、MSG(科学調味料、日本でいうところの味の素)の味が強くてあまりおいしくなかったので、他の店に移動。地球の歩き方にのっていたお店の隣の隣の隣くらいにあったお店が地元の人でこみあっていたので、こちらに決定。(こうしてレストランのはしごができる時ほど、アジアごはんの少なめ文化に感謝することはない) 地元の人にとってはちょっと高め、だけど外国人旅行者にとってはすごーく安い!って感じのこういうお店に東南アジア各国でいくと、女の人がいつもパジャマをきているのはなぜだろう? この、花柄のコットンのシャツとズボンがおそろいの服はパジャマではないのか? 悩ましいのやら、だらしないのやら、超ビミョー。でも、お料理はすごーくおいしかった! 特にフルーツシェイクはすばらしくおいしくて安かった。シェイクを作るお店の人の労力だけでなく、この濃密な果物を育んだ太陽や土やお百姓さんに申し訳なくなるほどのうまさと安さであった。シェイクやらビールやらお料理やらたっぷり頼んで、ふたりで1000円くらい。そしてすごーくおいしいくて、このお店がとっても気に入りかけていたのに、支払いに及んでほんの200円くらいをごまかそうとされて、かなりがっくりとくる…。何度もいうけど、私たちはとってもこのお店の味や値段に満足をして、しかもこの値段設定でいうとこのお店をやっている人もここで働いている人も、左うちわで生活できるほどには儲けることはないって分かる。だから、私たちはだまっていても喜んで20から30%、たまたま細かい持ち合わせがなけれれば40から50%だっておいてきただろうと思う。それくらいの余裕はあるので。(Dの場合はアメリカの物価のなかでもそれくらいやりかねないし。私はしない。そんな余裕はないから。)あまり傲慢にはなりたくないんだけれど(って言うあたりが日本人の傲慢さかもしれないけど)、特に募金とかボランティアとかしていない私たちにとって、こういうのは本当に本当にささやかだけれども、豊かな国に(あくまでも経済的に)生まれたからこそできることだと思うので。たとえばインドの下層階級に生まれていたら絶対にできなかったし、別にしなくていいと思う。
という感じ、うまく言えなくてもどかしいけれど。
しかし本当に、これはすばらしい!って思った直後に人にだまされそうになるのはとても悲しい。自分の価値観が混乱するから。それならまだ、全然すばらしくないものを高く売りつける人のほうが分かりやすいよなあ。悪い人は良いものを作れなくて、いい人だけがすばらしいものを作れる、という世の中であってほしい。作る人と売る人が分業していることが問題なのか?

ホテルに戻って、ほこりにまみれにまみれた体をシャワーで潤す。化粧水をつけたら、ありえないほどに肌がひりひりする。昨日から気づかないふりをしつづけていたが、これは間違いなく日焼けだ!(あたりまえ)水で洗い流したい衝動にかられたが、ぐっと我慢しつつ格安コスメ“ポンズダブルホワイト”の乳液と美容液をすりこむ。
反論も多々あるかと思うが、私は個人的に、そして学生時代から、日焼けを白く戻したいならポンズダブルホワイトだと信じて疑わない。
化粧水、乳液、美容液、ともに朝用昼用のセットで各1700円前後。安いっ!
日焼けした後にこのセットを使うと、あっという間に元の色にもどります。自分の元の色を白くしたい(透明感をあげたい)ならあまり役に立たないだろうけど。肌がしっとりとか、毛穴がなくなった、とかの効果はないけど。でも、一度焼けた肌をもとに戻したいなら、これを塗り続けると2〜3週間くらいでみるみる漂白されていきます。成分が何か心配になるくらいに!
というわけで、私はこの旅行中はポンズのお世話になってました。参考までに。
一緒にいたDも、1日目で黒く焦げてた私をみてたのに、3日めくらいに“白くもどったねえ!”と言ってたよ。

少しだけお昼ねをして英気を養い、あらためて出陣なり。
とりあえずリラックスーと思って行った地元のマッサージやさんは、ガイドブックでは1時間6万ドン(約420円)と書いてあったのに、行ってみたら1時間8万ドン(約560円)と言われた。いずれにしても安いので、言いなりになることにして施術。マッサージの技術うんぬんの前に、使われているシーツやタオルや枕カバーがそこはかとなく臭くて、これが値段の差になっている部分かーと納得。でも特に技術的には問題ないので、自分のタオル持参で行けばかなりお得だと思う。

それから町をぶらぶらした。歩きながらベトナム戦争の話になり、アメリカ人であるDにアメリカ人的ベトナム戦争観をきいていたら、“その時の兵隊は、宝くじで決めていたんだね”という。そうか、くじ引きみたいなもんだったんだね。でも“宝”はいらないと思うよ…うれしくなかっただろうし。
結局歩きながらも、特にいいレストランは見つからず、昼間に行ったところに戻る。今回はぼられなかった。
よく考えたら、ぼるのは一見さんに対する洗礼みたいなものなのかも。
そういえばオーストラリアにすんでいた頃も、明らかに外人ですっていう感じで角の雑貨屋さん(たいてい韓国人とかアラブ系とかの経営)に行くとだいたいぼられる(80円のガムに90円支払わされたり)んだけど、何回か通って顔見知りになるとある日突然正規価格になっていく。(昨日は90円だったのに、今日は80円?みたいな)というのもあったので、同じようなものなのかなーと思う。

ホテルに戻ってばたんきゅー。(もちろん鍵は持ち歩いてた!)

今日もまた、こんなにだらだらと書きなぐっている私のブログを読んでくれているあなた、どうもありがとうございます。


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