Chez Yasmeen - ヤスミンのベリーダンスブログ

東京在住のベリーダンサー、 ヤスミンのブログ。六本木ヒルズ近く、麻布十番のベリーダンススタジオ Chez Yasmeenを運営。各種レッスン・ショー活動ほか、ママのための子連れベリーダンスクラスも開催。ホームページはwww.yasmeen.co.jpへお越し下さい♪

6日目 ーー 4月17日(火

6日目 ーー 4月17日(火)
初レッスン!

旅行の直前にあまり楽しくない思いをさせられた男の人(日本)から、朝電話があった。
普通に話したつもりだったのに、私が結構いやそうな声を出していたらしくて、電話を終えてしばらくしてから
“トルコまで会いに行こうかなって言ったら、迷惑そうだったね”
というメールが来た。
そんなこと、だいたい言われた記憶もないが、あまりに気を入れてなかったので聞き逃したのだろうか?
あんなに嫌な思いをさせておいて、会いに行こうかなとか言ってみる、普通?

それからメールをチェックして、用事があったので彼にメールを出したら結構すぐに返事があって、割と心配してくれている感じだったので、むしろ寂しくなってしまった。

頼む、君たち、遠い異国の地でチューニングに心を砕いている私の脳みそを乱さないでくれ。

やっと、グループレッスンをしている場所を見つけた。
すぐに連絡をとったらちょうど火曜日と土曜日にレッスンをしているとのこと。
さっそく今日からレッスンをとることに決めた。
スタジオは、私の滞在しているスルタンアフメッドから少し遠い。
アスリにどうやって行けば良いか聞いてみたら、“私はタクシーでしか行かないからよく分からないわー”というおおらかな返事。
これだから女社長は…。
結局トラムで終点のカバダッシュまで行って、そこからタクシーに乗ることに。
こういう時でもやっぱりアスリは、10リラ以上は払っちゃだめよ、と念押ししてくれるので頼もしい。
思えばトルコに来てはじめてのひとり公共交通機関。(空港からのタクシー除)
どきどきしながらトラムに乗ったけど、案外普通だった。

ちょうど訪ねてみようと思っていたマダムベラというコスチュームのお店がすぐ近くだったので、早めに出てそこにも立ち寄ることにした。
東京のベリーダンサーなら知らない人はいないくらい、超有名なコスチュームブランド。たくさんある他のお店のものと違って、ちょっと高いけどデザインがエレガント!と大人気なのだ。
小さな雑居ビルでピンポンを押すと、白髪にハスキーな声の男らしい女性が出て来てかなりぶっきらぼうな感じで奥に通された。
コスチュームを見て、いくつか気にいったものをピックアップしていったが、その中のいくつかは“これは高いわよ、いいの?予算外だったら試着しても無駄だからね。”と念押しされた。
人を見られたか、と、ちょっとがっくり。
やっぱりナイキのスニーカーじゃなくて、フェラガモのハイヒールをはいてくればよかったかなあ。
持ってないけど。
ともあれ、いくつか試着してみたところで
“気に入ったら後でサイズを測りましょうね。一日でサイズは直せるから。”
と言う。
実は知人に紹介されているお店が他にも何軒かあって、そっちも見てから決めようと思っていたので正直にそう伝えると、突然手のひらを返すように彼女の態度が変わってとてもびっくりした。
今日買う気がないなら、今日は試着してはいけないそうだ。
他のお店と見比べてコピーされると嫌だから。
“悪いけど、そういうことなら今日は試着させられないわ。ここには買う時にだけ来てちょうだい。私は忙しいからこれで。”
と冷たく言ってさっさと部屋を出て行ってしまった。
呆然。
トルコでのコピー商品や競争の熾烈さは、私には分からないし、彼女もきっとここまで来るまでに、とっても嫌な思いをたくさんたくさんしてきたのだろう。
そういえば、彼女のウエブサイトも会員登録をしないと中の商品が見えないようになっている。
(面倒くさくて登録しなかった私)
彼女のデザインする衣装はとってもエレガントで、私も今日2着だけ試着したけど、着てみると本当に細かいラインやちょっとしたデコレーションも繊細に美しく作られているし、前だけでなく後ろから見てもきれいなように工夫がされているし、すごく素敵だった。
でも実際、他のお店より高いのは事実。他のお店と違って、定価でしか売らないと決めているのも事実。(何着か買うなら値段に関しても私のベストを尽くすわ、と言ってはいたけど、あの雰囲気だとたいして交渉はできないとみた)
私はお金持ちではないので、もしもそれ一着分の値段でそこまでゴージャスでなくても似たようなものが2着買えるのであれば、そっちがいいかもしれない。それに、そこまで値段のはる衣装を着るほど自分の実力がついてきていないのも悔しいけれど分かっている。
お金持ちでちょっと歌のうまい素人が、NHKのど自慢に小林幸子みたいな衣装(でなくてもいいんだけど高価なものね)で出たら、おかしいでしょう。
あんな感じ。
いや、違うか?
ともかく、私にはベラの衣装は早かったんだ、という気分になった。
素敵で美しいものが、たとえちょっと頑張れば経済的には手に入らないわけではなくても、今の自分にふさわしいと思えないのであれば、まだ買わなくていいかと思う。
いつか、ちょうど自分にふさわしい時がくれば、自然と私の手元にくるはずだと、今日はなんとなく思った。
そう思ったら、いつかもっともっといいダンサーになって、こういう衣装が今なら使いこなせると思える時のために、楽しみをとっておこうという気分になった。
うん、楽しみだ!

それから小さな食堂に入って、これまたトルコに来て初めてのひとり外食をして、お店の人がとても親切にしてくれたのでちゃんと注文もできて嬉しくなって、少し近所のショッピングセンターをぶらぶらして、つまらないのでフードコートで生絞りオレンジジュースを飲んで(たっぷり入って3リラ!)、レッスンに出かけた。

レッスンスタジオはこぎたない雑居ビルの4階にある。
このスタジオではベリーダンスだけでなくサルサやタンゴもやっていて、3階にはおそらく時にサルサバー、時にタンゴバーになるであろう、小さなバー付のフロアがあった。
それを見ると、ミロンガでのいやな思い出がどどどっと嵐のようによみがえってきて、本当に泣きそうになってしまった。
入口にタンゴシューズが並べられているのも、とてもいやだった。
新体操からベリーダンスへと移行してきた私のダンス歴は、いつも女の子に囲まれていた。
そうして女の子だけが集まって、一歩間違えば表面的な美しさを競い合ってしまうような(本当は全然そんなことないんだけど)ことをしていれば、自然と色々な問題も起こるし、ものすごく嫌な気持ちになるようなこともあったし、うんざりして自然と遠ざかったグループもあったりした。
悔しいくらいに子供みたいなことで、嫌な思いをしなければいけなかったり、他の子がそういう目にあっているのを見なければならなかったりした。
それでも、女の子どうしのそれって、嫌なら離れればいいし、また少したてば、悪い人じゃないんだけどね、みたいなところに落ち着いてきたりする。結局、同性同士だと距離さえ置いておけば相手に対する興味が失われていく。興味がない相手には、愛も憎しみもわかないから、心は乱されなくなる。
サルサやタンゴのようなカップルで踊るダンスとなると、そうはいかないと思う。
本格的にやったことのない私の言うことだから間違っているかもしれないけど、私は間接的に、その世界のとても嫌な汚いものを見たことがある。
異性と踊る時って、普通の状況だったらありえないくらいに肉体が近づき合う。
肉体と心って別々ではない(と私は信じている)ので、肉体が興奮すれば心も興奮する。
踊りへの情熱と、踊りのパートナーへの情熱が交錯する。
異性の間で一度何かが始まってしまえば、後はもう、愛情と執着を取り違えるのはよくあることで。
異性間だと、一度何かあると興味を完全に失うまでに結構時間がかかる。(少なくとも私の場合)
これは愛情ではなくただの執着だって、自分で分かっていたとしても、ずうっと心の中にもやもやが残る。
だって、私だってちょっと遊びに出かけたクラブで知り合った男の子とものすごく盛り上がって何曲か踊って、でも別にそれで恋に落ちるとかいうわけではないから“じゃあね”って感じで離れてみて、次の瞬間にその子が別な子とものすごく楽しそうに踊ってたりすると、なんとなく面白くないもん。その男の子がかなりどうでもいいとしてもね。
それが、毎回レッスンで顔を合わすちょっといいな、と思っている相手だったりしたら。。
それが、私生活では別なパートナーがいたとしても、ダンスキャリアの上でのパートナーであったりしたら。
しかも、情熱のラテンですぜ。
何をかいわんや。
そうしてどろどろと、なっていくのではないかと、勝手に思った。(もちろん、みんながそうではないだろうけれど)
私の、ごく限られた経験と人から聞いた少しばかりの話から、そう思った。
違ってたらごめん。

ともあれ、そんな思いを振り切るようにスタジオにずんずん入ると、そこは私が思っていたよりずっと、広く清潔で明るく、単純な私は突然わあっと気分が明るくなった。
思えば、ここ何ヶ月も踊る気にならなくて、自分が教える時以外、スタジオのレッスンとかに、ずうーーーーーっと行っていなかった。
早めに着いたのでスタジオは私ひとりの貸し切りで、誰も見ていないのをいいことに、ひとりでがんがん動きまくってしまった。
ああ、でも、広ーいところで踊るのって、なんて気持ちがいいんだろう!!!
嬉しい嬉しい嬉しい。
ああ、神様はやくおりてきてー。

先生は私より2歳年下の、とっても細くてすらりとした、アジア顔の美女。
普通のトルコ人っぽくなくて、ちょっとシンガポール系の中国人を混ぜた感じ。(分からないけど)
でも聞いてみたらトルコ人だった。
とっても細いのに、とってもパワフル。
はじめ、これはパワーベリーダンスか?と思うほど、がんがん足踏みしていた。
前半は割と私が日本で習っていたことと同じようなことをしていて、ちょっと退屈したけれど、日本の先生と違うのは、レッスンを中断して細々説明したりしないところ。
結構テンポよく、つぎつぎと違う動きを続けて、生徒達はひたすらに懸命にそれを追う感じ。
厳密に言えばよくないのかもしれないけれど、私的にはがんがん行けて壮快だった。
後半に、ロマジプシーのリズムで動いたのが面白かった。
音楽が天敵である私にはよくわからないけど、あれは何拍子というのだっけ、タン、タン、タン、タタタ、っていうの。
あのリズム、私どうしてもカウントが体に入ってこなくて動きがぎこちなくなるから一度もショーで使ったことなかったんだけれど、先生の手拍子に合わせていたら、あら不思議、結構ちゃんと乗っていける!

1時間半、あっという間でものたりないくらいだった。
次回土曜日の約束をして、スタジオを後にした。
火曜と土曜、両方とったら帰国までに全部で6レッスンとれる。
6レッスン分で200リラを支払った。

帰りは “9時以降にひとりでトラムに乗っちゃだめ!”というアスリママの言いつけに従い、タクシーで15リラ。
ちょっともったいないけど、安全には変えられない。
し、お腹すいたから早く帰りたい。
帰ったら、アスリの手料理が待っていた。
キュウリとトマトのサラダ、インゲンとラムのトマト煮込み、そしてもちろんライスと山盛りのパン。
ああ、アスリ、あなたが私より5歳も年下だなんて本当に信じられないわ。
彼女は、本当に生まれつきみんなのママなのだ!

私が買って帰ったビールをみんなで飲んでだらだらとテレビ(メロドラマ風だけど私はこれを書きながら見ているうえにトルコ語がさっぱりなので全然分からない)を見ていたら、アスリが私がベリーダンスを習っているスタジオでピラティスを始めると宣言をした。
デニスはそこで他の男に会ってしまうのではないかと心配をして、行っちゃだめだと言い出した。
それからふたりで仲良さそうにけんかをはじめたので、笑ってしまった。
んー、新婚さん♪
とかいいながら、そこに3週間も滞在して新婚ラブラブ生活を妨害しまくっている私。
本当は、デニス、私のこと邪魔だと思っているんじゃないかしら?
彼、英語が話せなくてよかったー。
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ヤスミン ベリーダンサー

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PROFILE:
慶応義塾大学文学部卒業後、出版社勤務、オーストラリア留学、広告代理店勤務を経て2007年にトルコにダンス留学。プロダンサーになって現在に至る。
全ての女性たちが、もっと自由に、もっと美しく、そして自分のなかに存在する愛に深く気づきますように、祈りをこめて踊り続けます!
2004年より都内を中心として活動。2011年に岡山市内にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Okayamaをオープン。2013年に東京・麻布十番にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Tokyoをオープン。2015年に第1子出産。2015年に岡山校をクローズ。麻布十番のスタジオを拠点として、レッスン及びショー活動に励む。
産後はママのための子連れベリーダンスクラスも積極的に開講するなど、輝くママたちを応援!
第2子妊娠のため、2017年より2度目の産休に突入中。


Work like you don't need money
Love like you've never been hurt
Dance like nobody's watching!


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