Chez Yasmeen - ヤスミンのベリーダンスブログ

東京在住のベリーダンサー、 ヤスミンのブログ。六本木ヒルズ近く、麻布十番のベリーダンススタジオ Chez Yasmeenを運営。各種レッスン・ショー活動ほか、ママのための子連れベリーダンスクラスも開催。ホームページはwww.yasmeen.co.jpへお越し下さい♪

4日目 ーー 4月15日(日)

4日目 ーー 4月15日(日)
家族のランチと友達のディナー

朝7時頃に目が覚めたのに、誰も起きてくる気配がなかったのでベッドの中で日記を書いたり、本を読んだりしてだらだらとしていた。
9時半頃にやっとアスリの起きる気配があったので部屋から出ていくと、アスリとエフェが遊んでいた。
エフェ、結局昨夜は泊まっていったようだ。
5人兄弟の末っ子であるエフェと、長女のアスリの年齢差は19歳。
エフェはアスリのことが大好きで、週末はいつも車で10分ほどかかる自宅からやってきて彼女と一緒にすごすらしい。

エフェ、彼は7歳にして(というかだからこそ?)おそろしく繊細だ。
ハリーポッターをもうちょっとハンサムにして、ちょっとだけエキゾティックにしたような顔をしている。
声も体も精神を表すようにほっそりとしていて、時々眼鏡をかけている。
一緒に食事をしたとき、彼の左に座った私の右手と彼の左手がしょっちゅうぶつかるので彼が左ききだと気がついた。
生まれつきのベジタリアンで、ほんの赤ん坊の頃から肉を与えると吐いてしまっていたらしい。
アスリがお料理をしていると、キッチンにしのびこんではにんじんのスティックやらピーマンのきれはしなんかをつまみ食いしている。
アスリのオフィスで私が初めてエフェに会ったとき、彼ははじめびっくりした顔をしてじいっと私の顔を見ていたが、私とアスリがずっと話を続けていると突然
“どうせ僕のことは好きじゃないんでしょー”
と叫んで泣き出したので、思わず二人で大笑いをしてしまってかわいそうなことをした。
アスリが結婚したときも、エフェはずっと大反対をしていて旦那さんのデニスのことも、ずっと嫌っていたという。
私がここに3週間滞在することを告げると、瞳を輝かせて
“じゃあ、僕毎週土曜日は遊びに来るね!”
と言ってくれたのに、あんまりかわいいので私とアスリが“アスクム”(トルコ語で私のかわいい人の意)を連発してからかっていたら、とうとう怒って突然私の腕にかみついた。
私がトルコに来て一番最初に覚えた単語は、この“アスクム”だ。はじめに覚える単語としてはなんてスイート!
彼があまりに繊細なので、私は彼の子供時代がつらい思い出にならなければいいがと心配になってしまった。
繊細すぎる子供は往々にしてあまり楽しくない子供時代をもつものだ。

今日はアスリの旦那さんデニスの実家にランチによばれている。
車に乗って30分くらいかかると言われたが、行ってみると道が渋滞していて45分はかかったと思う。
お家に着くと、彼のお父さんとお母さんが出迎えてくれた。促されて部屋に入るとそこは居間ではなく、デニスのおばあさんの居室だった。
おばあさんは、ベッドにちょこんと腰掛けて、私たちを待っていたのだろう、きっちりと赤いひざかけを巻き付け、頭にはとてもキュートな花柄のスカーフを巻いて、にこにことしていた。
エフェが駆け寄ると、とっても嬉しそうにトルコ語で何か言っていた。
大きな瞳を好奇心いっぱいの少女みたいにくるくると動かすこの女性は、見ているだけで優しい気持ちになった。
やがてデニスの妹も帰宅して、みんなでお母さんの手料理を食べた。
旅行で外食が続くと、本当に家のごはんのありがたさが身にしみる。
外食だって味は悪くないのに、この、家のごはんとの違いはいったい何なのだろう。
これが愛情というものなら、世界中の料理研究家達、科学者と手を組んで絶対的な成分を分析してつきとめるべきだと思う。

ランチをいただいて、少しおしゃべりをして、さよならをした。
ずっとトルコ語で、何を言っているか分からなかったけれど、みんな目をきらきらさせながら誰彼のうわさ話(と説明してくれた)をして、大きな口をあけて笑いころげて、家族大好きトルコ人の日常を垣間みたような気がしてとても楽しかった。
ああ、ここにはきちんと温かい時間が流れているなあ。

夜はアスリの友人のバースデーパーティーにおよばれしていたので、途中でエフェを家に帰してから、アスリの家に戻った。
エフェはまだアスリと一緒にいたいものだから、ずっと不機嫌で無口になっていた。
家の前でおろすと、さよならも言わずに口をきゅっと結んだまま走って去っていった。
後から考えると、泣くのをこらえていたんだと思う。
家に戻ってアスリとごろごろしながら女同士のくだらないおしゃべりをしていたら電話が鳴って、エフェからだった。
アスリが大笑いしながら
“おおエフェ、私のアシュクム!”
と繰り返しているのでどうしたのかと思ったら、エフェが寂しがって
”僕はまだ帰りたくなかったのにー。明日、ヤスミンとふたりでうちに夕食を食べにきて。うちのお母さんのお料理はデニスのお母さんの料理よりずっとおいしいんだから。そして、部屋もあるから泊まっていって。明日だよ。絶対だよ。”
と、訴えていた。
かわいそうだけれど、私も笑ってしまった。

それからふたりで大騒ぎしながら着替えたり、お化粧したり、アクセサリーを選んだりしてディナーの支度をした。
とても楽しかった。
こういうの、久しぶりだった。

ディナーも楽しかった。
シーフードレストランでコースのお料理に飲み放題(時間無制限)がついて95リラ(約8000円)は高いのじゃないかと思ったけど、よく考えたら9時くらいにはじめてから1時過ぎまで食べて飲んで、ジプシーの生バンドがいて、ベリーダンスのショーもあって、まあよく考えたら安いか。
ジプシーの人々は本物のジプシーらしくて、みんなちょっと影のある感じの顔(かなり先入観あり)をしていた。
なまバンドの演奏を聴きながら、みんなラキ(トルコのお酒、かなり強い)をぐびぐび飲んでいた。
ウオッカ並に強いこのトルコのお酒を、私はどうしても飲むことができなくてひとりで白ワインを飲んでいた。
遅い時間になってベリーダンスが始まったけれど、ひどいものだった。
おそらく染めているであろう金髪のお姉さんがとても安っぽい衣装を着けて、プラットフォームサンダルみたいなものをはき、見るからにとっても下品な感じだったのだれど、踊り始めるともう本当に目も当てられない感じだった。
出て来た途端に男性のお客さんのところを歩きまわって、チップをねだり始めて、踊りらしいことは何にもしなかった。
音に合わせてちょっと腰をゆらしたり、ジルをたたきながら歩き回るだけで、さすがにジルはかなりうまいと思ったけれど、後から聞いたらたいていのトルコ人はあれくらいできるらしい。
つまらなかったので、ダンサーが去るが早いかみんなでバンドジャックをして踊り始めた。
全員で立ち上がって、レストランのフロアで踊り回って、大笑いして、とても楽しかった。
酔っぱらって、お料理がおいしくて、いる人の半分とは言葉が通じなくて、それでも踊り始めれば目が合って微笑みあって、空気がぱちんぱちんとはじけては消えていくような、そういう時間だった。
最後にはくたくたになって、くずれるように椅子に倒れ込んで、トルコ語で冗談をとばしてげらげらと笑って、私はほとんど分からなかったけど、それでも楽しくてしかたなかった。
最後に冷たいビールをたのんで、ぐびぐびと飲んで、他にはもうお客さんがいなくなっているのに気がついておひらきになった。
みんながぱらぱらと帰ったあと、私とアスリとデニスとアスリの弟の4人で、羊の内蔵のスープを飲みに行った。
日本でしめにラーメンを食べるみたいに、トルコではスープを飲むのだそうだ。
白くにごったスープの中に、自分の好みでスパイスをばんばんと入れる。
私以外の人のスープはチリで真っ赤になっていて、私のスープだけがうっすらとオレンジ色だった。

タクシーで家に帰って、倒れるように眠ってしまった。
これだけ飲んでこれだけ騒げば、そりゃあばたんきゅーと眠れるわけだ。

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PROFILE:
慶応義塾大学文学部卒業後、出版社勤務、オーストラリア留学、広告代理店勤務を経て2007年にトルコにダンス留学。プロダンサーになって現在に至る。
全ての女性たちが、もっと自由に、もっと美しく、そして自分のなかに存在する愛に深く気づきますように、祈りをこめて踊り続けます!
2004年より都内を中心として活動。2011年に岡山市内にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Okayamaをオープン。2013年に東京・麻布十番にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Tokyoをオープン。2015年に第1子出産。2015年に岡山校をクローズ。麻布十番のスタジオを拠点として、レッスン及びショー活動に励む。
産後はママのための子連れベリーダンスクラスも積極的に開講するなど、輝くママたちを応援!
第2子妊娠のため、2017年より2度目の産休に突入中。


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