Chez Yasmeen - ヤスミンのベリーダンスブログ

東京在住のベリーダンサー、 ヤスミンのブログ。六本木ヒルズ近く、麻布十番のベリーダンススタジオ Chez Yasmeenを運営。各種レッスン・ショー活動ほか、ママのための子連れベリーダンスクラスも開催。ホームページはwww.yasmeen.co.jpへお越し下さい♪

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2日目 ー 5月13日(金)つづき

パリには2泊3日だけれど、初日はホテルに着いたのが6時過ぎ、3日目は午前11時のフライトなので、実質パリを見て回れるのは中の一日だけ、ということでひたすらぶらぶらすることにした。
テーマは
足で歩くパリ!
シャンゼリゼの近くにあるホテルを出てから、南東にくだってマドレーヌ寺院へ。
コリント式の柱を持つこの建物は素晴らしく大きくて立派で、真下から見上げたら偉大さにどきどきしたけど、“用途が決まらないまま1764年に着工”って、どうなんだろう…。お金があまってたんだね。
中に入って厳かな雰囲気に一瞬じんと来るも、トイレをがまんしていたためそわそわして楽しむどころではなかった。
“教会でトイレどこですかって尋ねるのって不謹慎かしら…”
と、そればかり考えていた。
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それからぐぐっと南にくだってコンコルド広場へ。
ここはかの有名なマリーアントワネットをはじめとして1343名を処刑したところなのだそうで、今は観光客に溢れて非常にお気楽な様相を見せているけれども、ベルばら大ファンだった私としては、そのときのマリーアントワネットの哀しくも凛とした姿(by 池田理代子)を思い出して胸がきゅんとなる。
ついでにオスカルへの禁断の愛を胸に秘め、やっと結ばれたところで死んでしまったアンドレのことも思い出して胸がきゅんとなる。
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すぐ隣にあるチュイルリー公園へとずんずん入っていく。
入口のトイレで衝撃的な事実を知る。(前回のエントリー参照)
今日のパリは太陽がぎらぎらと照りつける夏日。
私もだけど、まわりの人々もノースリーブにサングラス、という出で立ちで、日本のゴールデンウイークを思い出した。
チュイルリー公園のそこここに彫刻がちりばめられていて、パリの人は芸術を愛しているんだなあというのが伝わってくる。
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(ものすごく明るい雰囲気の公園でひとり裸で悩める人がいた)

地図をあまりよく見ずに歩いていたので、歩いた先に透明のガラスばりのピラミッドが見えた時には驚いた。
パリにピラミッド???
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近くに行ってみて、そこに行列を作っている人々の数にも驚いた。
何事?と思ってよくよく地図を見てみると、そこはかの有名な(というか有名すぎる)ルーブル美術館の入口だった!
もうちょっとちゃんと下調べしようよ、私。
ルーブル、入りたかったんだけど、ここに入ってしまうともう今日は他に何も見ないだろうことが分かっていたので、泣く泣く別れを告げる。
またきっと会いに来るよ、ルーブル。

そして地図をよくよく見ると、すぐ側にポンヌフが!
ポンヌフ、というのは9番目の橋、という意味なのだけれど、私の大好きなフランス映画“ポンヌフの恋人”の舞台となっているところ。
橋の下にすむ二人の若いホームレスの男女の恋の話なんだけれど、もう、発狂ものフランス映画(というジャンルがあるに違いない、絶対)の中でも、かなり素晴らしい!
乞食の恋の物語なんていう薄汚さそうなものを、あそこまで美しく描くなんて!
ジュリエット・ビノシュもドニ・ラバンも汚くて美しいし。
レオス・カラックス万歳!
そういうわけでものすごいマニアックな興奮の仕方をして、ここではかなり写真を撮った。
実は、後から振り返ると、私的に今日の観光のハイライトは間違いなくここ。
地味~に大興奮。
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(ポンヌフ橋)

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(映画の中ではふたりはここにうずくまったりしていた)

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(ポンヌフ広場の脇にたたずむ恋人達。てんとう虫のヘルメットがかわいい。)


ふと、我に返って興奮も冷めると、もう結構いい時間になっていることに気がついた。
そうだ、ランチランチ!

パリに来たら、一度だけ(経済的理由により2度は無理)ちゃんとしたフレンチを食べようと決めていた。
しかもせっかくだから“リュクスな”(るるぶより引用)星つきのレストランで。
でも、経済的理由によりディナーは無理。
そして、経済的理由により3つ星も無理(ランチでさえ!)。
で、ひとつ星レストランで比較的安価なプリフィックスランチを出しているレストランBenoitに目星をつけた。
http://www.alain-ducasse.com/public_us/cest_aussi/fr_benoit.htm
何時になるか(そしてちゃんと辿り着けるか)分からなかったので、予約しなかったので、通されたのは入口を入ってすぐにばばんとワゴンのようにおいてある小さな二人用のテーブルだった。
うー。
やっぱり直前でもいいからちゃんと予約しておくんだったー!
しかし気をとりなおして注文。
プリフィックスのランチコース、前菜にアスパラガスのスープ、メインにサーモン、それからアルザスの白ワインのグラスとペリエを注文。
お料理が来るまでにガイドブックを開いて午後の観光の戦略会議(ひとりで)しようと思ったのに、真後ろにとっても優雅な感じの日本人の家族がお食事をされていたので、なんとなくるるぶを出すのがためらわれてもじもじしてしまった。
それにしても、今まで素敵なレストランには何度も行ったけれど、いつも連れていってもらうばかりだった。
おすすめのお料理も、おいしいワインも、いつだって連れて行ってくれた人が選んでくれて、私はにこにこしていればよかった。
豪華なレストランで、高いからというだけではなく、素晴らしい素材に素晴らしい調理、素晴らしい食器に素晴らしい内装に、そして店員さんの素晴らしい対応に、感謝して、そういうところで人生の一部をすごし、人が魂をこめて作り出した美しいものを経験することができるということを、とてもありがたく思っていた。
と、思っていた。
が、やはり自分のふところが痛むとなると、ありがたみもひとしお。
んんんんんー。
今まで、ありがたみは分かっていると思っていたけど、実は分かっていなかったかも…。
と、自分のあさはかさにまた気づいたりした。
(私の人生、あと何回自分の浅はかさに気がつくことがあるのだろう…)

出てきたお料理は、どれもとても丁寧に作られていてとてもおいしかった。
私の文章力不足のためそのおいしさがちゃんと伝えられなく残念、とだけ書いておこう。

アスパラガスのスープを欠食児童のようにがつがつと食し、やっとお腹が落ち着いたのでふうっと息をついてゆるゆると白ワインを飲んでいたら、突然私の向かいの席に白いうわっぱり(古い表現)を着た見知らぬ男性が座った。
びっくりして何も言えないままじっと見ていたら、その人がじっと私の顔を見つめながら一言。
"You are so nice..."
あまりの唐突さに笑ってお礼を言ってしまった。
お料理はどうかと聞かれて、ここのシェフだと分かる。
それにしても、一応星つきレストランで、従業員としてこの態度って…。新手のギャグ?
ちらりと他の従業員を見るとみんなにこにこと笑って見ている。
普通こういうときってすうっとっそばによってきて、
“お料理の味はお気に召しましたでしょうか、マダム?”
とか聞くものではないのでしょうか。
それからひとしきりナンパ(というのもどうかと思うが、他に何とも言いようのない会話だった)された後、キッチンを見せてあげようといってキッチンに連れていかれた。
カメラも持ってこいと言われ、半ば強制的に記念写真を撮る。
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などとしている間に私の見ている前で私のサーモンが完成した。
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ので席に戻って食事を続ける。
そういえば、と思ってるるぶを開くと、まさに今まで目の前にいたあの男性の顔写真が!

David Rathgeber
美食ビストロ、オー・リヨーネを経て2005年、ブノワの総料理長に就任。「ル・クルーゼでつくる基本のフランスビストロ料理」(地球丸出版)など、本の執筆にも情熱を。

だそうだ。
なるほど、ひとつ星レストランの総料理長ともなると、自分のレストランでお客さんをナンパできちゃうんだね。
知らなかったー!

実は私はこの旅行中、(トルコはのぞみ薄なので)パリでめちゃくちゃかっこいい人と知り合って恋に落ちる、というシナリオを書いていた。
(ついでに言うと、到着してすぐに恋に落ちるはずだからホテルの予約はいらないかも!とまで考えた。)
なかでも、清水の舞台から飛びおりるつもり(大げさ)で訪れた高級フレンチレストランで、これまたひとりでランチを食べに来ていた金持ちハンサムフランス人に見初められて恋に落ちる、というのが結構いい線いっているストーリーだったんだけど、実際に来てみて認めたくない事実に気づいたところだった。
考えれば当たり前だけど、お客さんの平均年齢、かなり高い。
白髪の老夫婦、とか、化粧の濃いマダムグループ、とか。
あ、またひとつ自分の浅はか加減が…。
パリに来てから、みんな親切にしてくれるし(ただの親切)、街を歩いていてハンサムボーイと目があうこととか、ウインクされることとかはあっても、具体的に声をかけられるにまでは発展しないので、もうだめかー、とあきらめていたら、意外な落とし穴が!
まさかシェフにナンパされるとはー。
読めないぞ、フランス。

ともあれ、メインのサーモンをおいしくいただき、かなりお腹がいっぱいだったのでデザートは洋梨とパイナップルのシャーベット(絶品!)をお願いして、日本人家族が去ったのをいいことにテーブルいっぱいにるるぶと汚い旅日記を広げ、ついでにハーブティーまで頼んで再びやってきたシェフとかなり長々とおしゃべりをして、やっと観光に戻ることにした。
彼は9月にブノワ東京に来る予定があるらしいので、じゃあ日本で会おうねーなどとものすごく適当に愛想のよいことを行って、店を出た。
たぶん、もう二度と会わないんだろうなあ…。

ちなみに、以上でお会計、60ユーロ(約9600円)なり。
これで夕食はマクドナルドであろうとも、こういう体験を時々するって大切かと。

気をとりなおしてさらなるひとり旅は続く。
目指すはさらに東のバスティーユ。
くだらないので詳細は省くけれど、ここもまたベルばらファンの私としてはかなり胸がきゅんとする場所なのではずせない。
途中にでくわしたパリ市庁舎もたいそう立派な建物だった。
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(なぜか市庁舎前の広場にはメリーゴーランドが)
そしてやっとバスティーユ広場についてみたらただの大通りになっていて、がっかり度も抜群だったけど。
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今度は南下して、セーヌ川に向かう。
そして途中、コーナーを曲がりきれなかったトラックが道に立っているポールを折るという現場を目撃してしまう。
思わず証拠写真を撮ってしまい、トラックの運転手に殴り掛かられるのではという恐怖から、どきどきしながら足早に現場を立ち去る。
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ただの通り道、と思っていたサンルイ島は思いのほか素敵だった。
すごーく小さい島だけれど、せまーい路地にちょっとエキゾチックな感じの小さなお店がちょこちょこと並んでいて、なんというか、そこの人々がとても大切に、丁寧に、世話をしている町並みだと思った。
パリの倉敷とでも言っておこう(異論も多いかと思う)。
サンルイ島からそのままシテ島に渡って、ノートルダム寺院を見る。
さすがに美しかった。
面白かったのは、寺院の前にたくさんの八重桜の樹が植えられていたこと。
真下から見上げると、満開の桜の花の向こうにノートルダムの美しい塔が垣間見えて、日本にいるような、異国にいるような、不思議な気持ちになった。
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そして子供達は桜の枝をぶんぶんとゆすって激しく遊んでいた。
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ここらへんでもうかなり疲れていて、足は棒のようになっていた。
地図で次の目的地、あのエッフェル塔を探すと、結構な距離が…。
でも今日は足だけでまわろうって決めたんだもん、と思い、頑張って歩くことにした。
しかし、ここらへんから迷う迷う…。
ふくらはぎを風船みたいにぱんぱんにし、熱さで頭ももうろうとし、エッフェル塔はいずこ~とつぶやきながら、歩き回る。
迷子になっているときに見かけた色々なもの:

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パリらしい落書き

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パリらしい花束

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パリらしいモロッコ料理屋さん
大きなミートボール2個で …何なのだろう

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古そうなアパルトマンのドアノブ

とうとう、ぐったりと疲れて、もはやパリの街を颯爽と歩くおしゃれな私、という感じではまったくなく、うつろな目でエッフェル塔~とつぶやきながら足をひきずる観光ゾンビと化している私。
私に道を聞かれた人、きっと怖かったと思う。
その時遠くに何かが!!!
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おおっ!!!
君、そんなところにいたんだねー!
エッフェル塔を近くで見たときの感動より、この瞬間の感動の方が100万倍くらい大きかったと思う。
(この後再度その姿を見失い、さらに1時間くらいさまようことになるんだけれど、詳細は省く)

そして辿り着いたエッフェル塔。
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真下から見上げたところ。いやんエッチ。
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本当に、エッフェル塔自体がどうこうというよりも、辿り着いた達成感に涙が出そうだった。
この喜びを分かち合う相手がいないのが非常に残念だったので、道行くおばちゃんにウインクを送ってみたりしたけど目を背けられた。

ここまで来てしまえば凱旋門はすぐ近く。
道ばたのベンチから夕暮れの凱旋門をぼおっと眺める。
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ホテルの隣のインド人が経営するイタリアンレストランででおそろしくまずくて高いパスタを食べて、部屋に戻った。

しかし、本当に本当によく歩いた一日だった。
誰だ、パリの街は小さいから歩いてどこでも行けるよって言ったのは?
そりゃ、行けるけどさ。

パリの街を歩き回って感じたのは、違和感のない街だなあ、ということだった。
不思議なんだけど、普通に東京の行ったことのないエリアを歩いている感覚だった。
知っている場所にいるという感じとは違うので懐かしさとかはもちろんまったくないんだけど、異国という感覚があまりなくて、ここに住むことになったと言われれば、結構なんてことはなく住めると思う。
子供の時、知らない街の親戚の家などに連れて行かれて、はじめは不安なんだけれど半日も走り回って遊んでいれば気づかないうちにその場所に適応して、こんなもんかなあと思っていた、あの感じ。
同じヨーロッパなのに、イギリスもスペインもドイツも、こんな感じではなかった。
不思議な街だなあ、パリ。
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PROFILE:
慶応義塾大学文学部卒業後、出版社勤務、オーストラリア留学、広告代理店勤務を経て2007年にトルコにダンス留学。プロダンサーになって現在に至る。中学高校と続けていた新体操をベースに、ダイナミックでジャンルにとらわれないダンスパフォーマンスを目指す。
2004年より都内を中心として活動。2011年に岡山市内にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Okayamaをオープン。2013年に東京・麻布十番にベリーダンススタジオ Chez Yasmeen Tokyoをオープン。2015年に第1子出産。2015年に岡山校をクローズ。
現在は麻布十番のスタジオを拠点として、レッスン及びショー活動に励む。
産後はママのための子連れベリーダンスクラスも積極的に開講。産後もますます輝くママたちを応援しています!


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